2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

氏作。Part20スレより。

「アグリアスさん」 耐えきれなくなった僕は彼女を押し倒す。ほろ酔いの彼女はとてつもなく魅力的で僕の理性 はあっという間に融けて無くなっていた。 「こら、ラムザ。いきなり何をする」 アグリアスさんはそう言いながらもくすくすと笑っている。 こんな時…

氏作。Part20スレより。

──僕の名はラット。ジョブは一応話術士やってます。 「粘り強く『勧誘』せよ!」が口癖、そうやって仲間を増やしてきましたから。 その日も獲物を見つけて襲撃しました。敵の大将に見覚えがある気がしますが思い出せません。 その一味はみんなすごい腕前で、…

氏作。Part20スレより。

アグリアスは大変だ。 アグリアスの苦労は早朝から始まる。 「起きんか貴様らぁぁぁーー!!」 ラムザ隊の面々はひとりの例外も無く朝に弱い。 ジジイのくせにオルランドゥ伯すら。 早朝にひとり目覚めた彼女が片っ端から起こして回るのは大変なことなのだ。…

氏作。Part19スレより。

神妙な面持ちで焚き火を囲む5人の男女。近くのテントのひとつからは、げほげほと誰かが咳きこんでいる。 「まさかラッドが風邪をひくだけで、あんなに苦戦するとは思いませんでした」 そう言ったラムザの顔には無数の引っかき傷ができている。 彼だけではな…

氏作。PArt19スレより。

巨蟹の月 25日 最近、アグリアスさんが珍しく「弓使い」なんかを修行しているなと思っていたが、 今日やっとその理由が分かった。 「あれ・・弓使いはやめちゃったんですか、アグリアスさん?」 出撃前、普段の薄着な軽装服ではなく、馴染み深いフルプレー…

氏作。Part19スレより。

私はアグリアス、薔薇のように美しい女騎士だ。などと思っていたら野営地で野薔薇発見。 この上品な香りがたまらん。ムスタディオやマラークのような下賎にはこの美しさは分かるまい。 だが貴族のラムザなら私同様分かるだろう。よし、持って行こう。ブチッ…

氏作。Part19スレより。

寒風が吹く真冬の中、私は街道脇の川原で水を飲んでいた。 のどが凍るような冷たさに身体を震わせながらも、次の街まで水が補給出来ないのだから我慢するしかない。 水筒の変わりになるような物は持っていないが、半日ほどで街に着くし何とかなるだろうと考…