2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

氏作。Part29スレより。

ラムザです。 今、貿易都市ウォージリスにいます。貿易都市だけあって色々な品が目に止まります。 いつも戦いばかりなので今日はみんな自由行動って事にしてみました。 朝食の席で僕はラッドと一緒でした。 隣の席にはアグリアスさんがアリシアとラヴィアン…

氏作。Part29スレより。

陽射しは高く、けれど鮮烈で、地上にあるすべてのものを映し出す。 真っ青な空の下で真っ青な海が波打ち、その上を大きな帆船が駆けていた。 帆は強い風を受け、船を前へ前へと追いやる。 同様に風を受けて、彼女の日に焼けた金髪が腰の辺りで揺れていた。 …

氏作。Part29スレより。

「天駆ける風、力の根源へと我を導き、そを与えたまえ! エスナ!」 石化したラヴィアンとアリシアを治療するアグリアス。 ラヴィアンとアリシアは、アグリアスの勝利を信じていたため、勝利は当然と胸を張った。 そして未だ眠り続ける弓使いの暗殺者の手を…

氏作。Part29スレより。

ラヴィアンは対峙していた、弓使いの女と。 近づこうとすれば逃げられる。ジャンプすると回避に融通が利かず的になりかねない。 (とはいえ、このままジリ貧だと、弓で援護射撃される。イチかバチか!) 一足飛びに肉薄するラヴィアン。その直線的な機動に狙…

氏作。Part29スレより。

――闇があった。その中に、また、闇が居た。 「名前は」 「アグリアス・オークス。女だ。仲間が二人、詳細は不明」 「オークス? 聞いた名前ね」 「アレだ、異端者ラムザ一味の奴。でも死んだんだろ? 教会がそう発表した」 「暗殺の依頼が来たって事は、生き…

氏作。Part29スレより。

料理当番。人数抱えて旅をする一行に料理を得意とする者がいない場合、それは変わり続ける。 ラムザとラッドはガフガリオンの下働きをしたおかげで料理はそれなりに上手だ。 ムスタディオも独り者らしくそれなりに自炊はできる。 この前ラヴィアンが料理当番…

氏作。Part29スレより。

ゼルテニア城の教会跡。思い出の場所、悲しい場所。 行く義理はない。けれど未だ残るこの痛みを少しでも癒してくれるなら。 でも、この傷は癒えない。決して癒えない。 これからもずっと彼を苦しめ続ける、それが彼が彼女を愛していた証だから。 同様に彼女…