2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

氏作。Part25スレより。

おいおい。 珍しく早く来たかと思ったら、ラムザの奴いきなり不機嫌かよ。 いや、他の奴には一目じゃわからないだろうけど。 あいつが不必要に、誰彼かまわず笑顔を向けるのは無理をしてる証拠だ。 っていうのは、ディリータの受け売りなんだけどね。 「おは…

氏作。Part25スレより。

恋を、 しておけばよかったと後悔している。 代々資産家の専任家庭教師や、名門学校の教職員を輩出している、学問一家の我がオークス家。 大学3年生になった私、アグリアス・オークスは、家長であり学芸員の重鎮でもある 父の言いつけで、県下有数の名門私立…

氏作。Part25スレより。

死の天使・ザルエラを滅したラムザ隊一行は、その疲れを癒す為、ザーギトスに一泊することにした 空には三日月が浮かび、1階の酒場に人が集まり始めた時分 隊の長と副長は部屋にこもり、翌日以降の行軍についてのミーティングを行っていた 「ラムザ、イグー…

氏作。Part25スレより。

いつの頃からだろうか。 ルカヴィ、人知を凌駕した異形との戦いの激化。 猛将・オルランドゥやベイオウーフ、レーゼを迎え入れてからの部隊内部の実戦力ヒエラルキーの変動。 様々なジョブアビリティを収めたことによる、部隊全体の戦力向上と平均化。 戦局…

氏作。Part25スレより。

歴史学者アラズラム・デュライが、異端者ラムザ・ベオルブの名誉を回復せんとして「デュライ白書」を 公開したのは、獅子戦争終結から400年が経過したグレバドス聖暦(以下聖暦)1655年のことであった。 同書の公開により、アラズラムはグレバドス教会と、残…

氏作。Part24スレより。

機工都市ゴーグのはずれ、海を臨む小高い丘の上に、若い夫婦の住む一軒の家があった。 ルグリア、という姓のその夫婦は、獅子戦争が終結してからしばらくして、ふらりと現れ、 そこに住み着いた。 この夫婦、いやに目立った。────というのも、夫も妻も大変な…