氏作。Part20スレより。
毛皮骨肉店に行くと、セッティエムソンが売っていた。
鈍足で悩み、エクスカリバーで永久ヘイストのオルランドゥに憧れていたアグリアスは即購入。
うきうき気分で宿屋の自室に戻った。
さっそくつけようとしてみた。つけ方が分からなかった。
ラヴィアンやアリシアに訊くのは何だか恥ずかしく、どうしたものかとアグリアスは頭を悩ます。
そこでクラウドが女装経験有りというのを思い出し、世間話を装って香水のつけかたを知っているか訊ねた。
するとクラウドは香水のつけ方を知っており、本当に知っているのかと訊ねるとペラペラ香水について語り出した。
香水について熱心に語るクラウドが何だか気色悪かったが、香水の使い方が分かったのでアグリアスは喜ぶ。
翌日、さっそくセッティエムソンをつけてアグリアスは出撃した。
速い速い。ムスタディオが銃を一発撃つ間に、聖剣技を二度も放てる。
香水がこんなに素晴らしいものだったとは!
数日後、ラヴィアンとアリシアは、ラムザと一緒に食事を摂っていた。
ラムザはいつも苦労をかけているアグリアスに女性らしい物をプレゼントしたいと相談を持ちかける。
ラヴィアンとアリシアは香水なんかどうだろうと提案。
セッティエムソンみたいな戦いの道具ではなく、もっとちゃんとしたオシャレ用の香水だ。
さらに数日後、ラムザはアグリアスに香水をプレゼントした。
アグリアスは大喜びしながらラムザに訊ねた、この香水にはどんな特殊効果があるのかと。
何の効果も無いと知ったアグリアスは、その香水をどうしたものかと頭を悩ませた。
さらに数日後、なぜか落ち込んでいるラムザのために何かプレゼントしてやりたいとアグリアスは思った。
そこでラヴィアンとアリシアに相談してみた。
そして翌日、ラムザはアグリアスからいい匂いがする事に気づいた。
アグリアスはラムザから送られた香水をつけていた。
何だかよく分からないがラムザが喜んでいたので、アグリアスも喜んだ。
以来、戦闘中以外はラムザからもらった香水をつけるようになったアグリアスだった。